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梅雨時期の喘息発作にご注意を
鹿児島も梅雨真っ只中で、湿気の多いジメジメした日が続いています。
この時期は、気温差や湿度の影響で体調を崩しやすいだけでなく、喘息の症状が悪化しやすい季節でもあります。
最近、当院でも「夜に咳が止まらない」「ぜいぜいと息苦しそう」など、喘息発作の症状で来院されるお子さんが増えています。喘息は秋にも発作が起きやすくなりますが、梅雨時期もそれに並ぶ注意が必要な時期です。
この時期に喘息が悪化しやすい背景には、室内のダニや、カビの一種であるアルテルナリア(ススカビ)といったアレルゲンの増加があります。湿度が高い環境ではこれらが繁殖しやすく、知らず知らずのうちに吸い込んでしまうことで喘息が悪化しやすくなります。
お子さまが喘息をお持ちのご家庭では、
- エアコンのフィルター清掃
- 寝具の洗濯・乾燥・掃除機での吸引
- 防ダニ寝具や高密度繊維布団カバーの使用
- 換気の工夫(晴れ間の窓開けや除湿機の活用)
などを意識していただくとよいでしょう。
また、咳が長引く・夜間に咳込む・呼吸が浅くなるといった症状が見られる場合は、無理をせず早めにご相談ください。喘息の診断や、必要に応じた吸入薬の使用、生活上のアドバイスも行っております。
梅雨を元気に乗り越えるために、ぜひお気軽にご相談ください。